不妊治療にも助成金があるの知ってます？男性にも。

特定不妊治療助成金を活用しよう！

不妊治療にも助成金制度があることを知らない人、

必ずいると思います。

正式には「特定不妊治療助成金」と言います。

厚生労働省と各自治体が特定の不妊治療に支援を

してくれる制度なんです。

１億総活躍社会に向けた対策として、緊急の

少子化対策として決定されました。

元々は、不妊治療の助成制度、少子化対策という観点から、

不妊治療を受ける夫婦の経済的な負担を軽減するために
２００４年度に始まったのですが、その当初は１０回まで

助成を受けられ、年齢制限もなかったのですが、

今現在は、初回特定不妊治療開始時の女性年齢が

４０歳未満なら助成上限回数が６回、

４０歳以上４３歳未満なら助成上限回数が３回と

なっています。

男性には年齢制限はアリマセン。

しかし、注意して欲しいのは、「特定」という

言葉のとおり、助成対象条件があります。

助成対象は、体外受精でないと妊娠が難しい夫婦で

世帯所得が７３０万円未満という条件があります。

私もまったく知らなかったのですが、

不妊治療に対する助成金制度の利用件数が、

２００４年度は延べ約１万８０００件だったのが、
２０１３年度は約１５万件にまで増えていると

言う驚きのデータが公表されています。

思っている以上に助成金制度を活用されている

夫婦が多かったんですよ。

体外受精は1回あたり約50万円

高額の医療費が掛かるので、妊活夫婦にとって

経済的負担・精神的負担も軽くありません。

体外受精に掛かる費用を考えると、この助成金では

不十分と思われる方も多いと思いますが、少しでも

夫婦の負担が軽減されるように助成対象の場合は

積極的に活用しましょう。

助成額は、

1回の治療につき、上限は15万円【初回の場合のみ上限30万円】

しかし、次に該当の場合は、半分の上限7万5千円になります。

・以前に凍結した胚による胚移植を実施した場合

・採卵したが卵が得られない又は状態の良い卵が

　得られないため中止した場合

男性不妊治療を実施した場合は、１５万円上限。

(以前に凍結した胚による胚移植を実施した場合を除く。)

となっています。

各自治体のホームページの健康・医療等の中に

「特定不妊治療助成金」について。が、

掲載されているはずですので、手続き方法等の

詳細をチェックされると良いでしょう。

万が一、ホームページで見かけなければ、

お住いの役所に電話をすれば、窓口に

電話を繋いでくれますので、遠慮せずに

質問・相談されれば良いでしょう。

「妊活」は国をあげての応援体制です。

個人的には、もっともっと本気で

少子化対策を！と思ってしまいますが．．．(^^;)